19世紀の後半から1919年までの三次にわたるイギリスとの戦争、ソ連による侵攻、ソ連撤退後の内戦、911の首謀者であるアルカイダを匿ったとしてアメリカの攻撃を受けるなどと、戦争が絶えない国で欧米人に対しては警戒感を示しますが、日本人には比較的よい感情を持ってくれています。
例えば自動車ですが、日本はハイテクというイメージが強くて、昔から日本車の人気が高いのですが、内戦中はトヨタの中古車が目立ち、日本語で会社名が書かれた車が走っていました。
日本語の方が格好が良いので、あえて消さずに走るそうです。
そんなアフガニスタンを日本はさまざまな形で支援してきました。
例えば日本人医師の中村哲さんは1984年に「ペシャワール会」という組織を立ち上げて、アフガニスタンやパキスタンで医療活動をおこなってきました。
内戦中も現地にとどまって活動を継続。2001年からは「緑の大地計画」という灌漑事業も開始しました。
日本政府も2001年から積極的にODAをおこない、首都カブール空港の国際ターミナルが作られましたが、国際便に搭乗する際には、日本のODAに感謝した「From the people of Japan」と書かれた日の丸を目にすることができます。
「あの国」はなぜ日本が好きなのか「ニッポン再発見」倶楽部