WGIPは、War guilt information program の略で、直訳すれば戦争責任情報計画です。
戦勝国であるアメリカが、「戦争責任は誰にあるか?」それは日本人にあるということを、占領地の日本人に植え込んだ計画です。
国際条約で、戦争で攻撃できるのは軍(人)に対してのみということが決められています。
そこで日本は、アメリカ軍の基地がある真珠湾を攻撃して、数千人の軍人が亡くなりました。
それに対してアメリカは、日本の各都市への大空襲をおこない、数十万単位の一般市民を殺害しました。
当時、若い日本人男性のほとんどは兵士となって東南アジアなどの海外へ行っていたため、日本に残っていたのは老人、女性、子ども、病気にかかっているか、怪我をしていた男性などの、一般市民の中でも弱者ばかりでした。
さらには広島、長崎への原爆で、さらに数十万づつの民間人が一瞬の間に殺されてしまいました。
ですが、アメリカにとっては都合の悪いそういう事実は、なるべく伏せておきたいことです。
そこで、教科書を真っ黒に塗りつぶさせたり、漢字をなくしてアルファベットにしようとしたりしました。
教科書を真っ黒に塗りつぶさせた意味は、それまで事実として教科書に載っていた、日本人が誇りと思える内容が全て消されてしまい、日本人を骨抜きにする作戦です。
国を滅ぼすには、その国民から誇りを奪えば良いと言います。
アメリカ大陸に侵略して来て、インディアンから土地を奪ったのはアメリカ人なのにもかかわらず、どういうわけか西部劇では、アメリカ人が正義の味方で、土地を奪われる被害者であるインディアンは野蛮な悪党に仕上げられている西部劇と同じなわけです。