大東亜戦争は日本の自衛のための戦いで、さらにはアジア解放の理想を掲げた。
日本がアジアに侵攻することがなかったなら、アジアは今でも欧米の植民地のままだったろう。
アメリカで黒人が大統領になるどころか、今でも黒人たちが惨めな地位に喘いでいたことだろう。
日本が大東亜戦争を戦ったことによって、大英帝国が滅びた。
日本が大東亜戦争を戦わなかったら、今でもアジア諸民族がイギリスやフランス、オランダ、アメリカの支配を受けていた。
戦場は太平洋ばかりではなかった。日本が解放を目指した欧米の植民地はアジア全体に広がっていた。
どうして「太平洋戦争」なのか。だから日本は「太平洋戦争」と呼ばなかった。
日本が戦争を戦った真実を把握するには、「大アジア」を戦場として、アジア諸民族を搾取する植民地支配者であった欧米諸国と戦い、アジアを解放した「大東亜戦争史観」を持って見る必要がある。
アジアを蹂躙し、植民地支配をしたアメリカもヨーロッパ諸国も、「大東亜戦争史観」という観点から歴史を見られることだけは決定的にまずい。
日本が「太平洋戦争」を戦ったことにしておきたいのだ。
アジア独立に日本が果たした貢献を知られると、欧米の悪行があからさまになってしまうからだ。
見せかけの正義が崩壊してしまう。「大東亜戦争」という観点を持ち出されると、欧米の戦争の大義が崩壊し、実はアジアを侵略したのは欧米諸国であったことが白日の下にさらされてしまう。
日本の立場が海外で理解されないのは、日本が効果的な発信をしていないからだ。
ヘンリー・スコット・ストークス。
ファイナンシャル・タイムズ、その後
エコノミスト誌の東京特派員、
そしてロンドン・タイムズ、
ニューヨーク・タイムズの東京支局長を歴任。