北欧の特にノルウェーや、東欧の特にロシアと近い国々、アジアの各諸国以外にも、中東のアラブ諸国も、一般的にどの国も親日的だと言われていますが、その理由は大きく3つあげられます。
まずは、同じ有色人種である日本人が、日露戦争で白人の大国、当時の最強国であったロシアを破り、さらには第二次世界大戦ではあのアメリカに攻撃を仕掛けたことです。
白人を相手に戦争で勝った有色人種は、長い歴史の中でもほとんどありません。
先に述べた、日露戦争に勝利した日本と、1896年、第一次エチオピア戦争に於いて、エチオピア帝国がイタリア王国を破った「アドワの戦い」くらいです。
欧米の植民地として支配されていた彼らにとって、同じ有色人種である日本人の快挙に彼らはとても喜んでくれました。
「自分(= ネルー本人)がまだ子どもの頃に、日露戦争での日本勝利という誰もが予想もしていなかったことが起こりました。非白人国の日本が、白人国のロシアに挑んでこれに勝利したという事実に、私は踊り上がらんばかりに喜びました」ネルーインド初代首相
「アジアには日本がいた。アラブには日本がいなかった」ナーセルエジプト第2代大統領
二つ目は、第二次世界大戦で負け、徹底的に破壊されたにもかかわらず、あれだけ経済的な急成長をして、世界一信頼性の高い数多くの製品を作ってきたことです。
街を走っている車も、7割が日本のメーカーの車です。アニメも日本食やスイーツも大人気で、日本の教育や掃除も高い評価を受けています。
3つ目は、知り合う日本人が普通は大陸では当たり前の自己主張をするのとは逆に、礼儀正しく謙虚で謙遜し、協調的で気配りがあるからです。