あまり親日的と取り沙汰されることはないモロッコですが、モロッコを2度訪れた筆者は、「トルコやインドにも負けないくらい親日的ではないか。」と感じています。
モロッコは「世界三大ウザい国」といわれるくらい、外国人旅行者に対する声かけが盛んな国。といっても、筆者の印象では必ずしも下心がある人ばかりではなく、外国人とのコミュニケーションを楽しみたいという人も少なくないように思います。
町によっては、ただにっこりと挨拶してくれるだけという人も少なくありません。
とにかく外国人旅行者を放っておかないモロッコの人々ですが、「日本人だ」と伝えるとこちらが嬉しくなるようなリアクションをしてくれる人が多数。
近年中国人観光客が急増し、日本人の存在感が薄れているモロッコでは、日本人も中国人だと思われることが少なくありませんが、「どこから来たの?」と聞かれて「日本」と答えると、「本当に!?」と歓迎してくれるのです。
現地の人々いわく、「日本人はマナーが良いし、友好的だから好きだ。」とか。加えて、車や電化製品などの日本ブランドへの信頼も厚いようです。
1956年のモロッコの独立を日本が早期に認めたこと。さらに、日本の皇室とモロッコ王室の関係が良好であることが、モロッコの親日を下支えしていると考えられます。
それに加え、これまでにモロッコを訪れた日本人旅行者の振る舞いが、現地の人々が好感を抱くようなものだったというのも一因といえそうです。
https://tabizine.jp/2018/09/04/201208/