モルディブは、日本からの観光客も多い、西インド洋にある1200あまりの珊瑚礁からなる島国です。
国土の約8割が海抜1.5mしかなく、海面が毎年数mmづつ上昇しているので、いつかは国が水没してしまうのではないかという問題を抱えています。
そこで日本は1987年に、護岸工事に名乗りを上げて、15年の歳月とODAによる無償資金協力総額約75億円でマレ島を取り囲む全周6キロの防波堤を作りました。
丁度その2年後、スマトラ島をマグニチュード9.3の大地震が起き、3メートルを超える津波が襲いましたが、既に出来上がっていた防波堤のおかげで、1人の死者も出ずに済みました。
それが、日本の観光客などから元々あった親日感情がますます高まった理由です。
東日本大地震の時は、日本支援キャンペーンによって、5千万円近い義援金と、70万個にも及ぶ産物のツナ缶が送られました。
「あの国」はなぜ日本が好きなのか「ニッポン再発見」倶楽部