日本のバラエティー番組によく出演していたゾマホン・ルフィンさんの祖国で、以前はフランスの植民地でしたが、ベナンの歴史の教科書には、日本のことが十数ページにもわたって紹介されています。
日本との接触はほとんどないはずなのですが、日本語学校があったりします。しかもその学校の入学希望者が数千人も待機しているというから驚きです。
ベナンが日本にこだわるのは、ゾマホンさんの日本びいきがその理由です。
ゾマホンさんはベナンの国立大学を卒業後、中国を経て日本に留学し、苦労をしながら日本のことを学びました。
そしてテレビ番組に出て有名になり、「たけし軍団」に所属しながらタレント活動をおこないました。
出演料や出版印税が貯まると、師匠であるビートたけしさんの協力も得て、祖国に学校を作るべく動き出しました。
そして2000年に「たけし小学校」、2003年には「たけし日本語学校」を作りました。
その後も「明治小学校」、「江戸小学校」などいくつかの小学校を建設して、数千人の子どもたちに義務教育を施しました。
その功績が認められて、彼は2002年にベナンの国民栄誉賞を受賞し、2012年には駐日ベナン共和国大使館全権大使に就任、現在も日本とベナンとの架け橋として活動しています。
「あの国」はなぜ日本が好きなのか「ニッポン再発見」倶楽部