1977年にフランスから独立すると、日本はそれを承認して外交関係が始まりました。当初の関係は官民共に活発ではありませんでしたが、現在のジブチは親日的で日本との関係を大切にしてくれています。
阪神淡路大震災の特には、ジブチの大統領が兵庫県などに対してポケットマネーにて、そして東日本大地震の時には福島県の南相馬市に義援金を提供してくれて、国をあげて追悼集会を開催してくれました。
対する日本は、ジブチに小学校を建設したり、道路や水道を整備したり、船舶を提供したり、海外青年協力隊を派遣したりしています。
それでもジブチと日本が緊密になった一番大きなきっかけは、1986年のアデン湾を隔てた(南)イエメンで内乱が起きた時に、(南)イエメンの在留邦人38人をジブチが受け入れて保護してくれたことです。
さらには1994年のイエメン内戦の時にも在留邦人と旅行者を保護してくれました。
また、2000年代に入ってからは、ソマリア沖の海賊問題が深刻化して、日本は海上自衛隊を送り、ジブチの港に海上自衛隊初の海外活動拠点が設けられました。
日本人が多く住むだけで、その地域での日本人の評判は良くなりますが、自衛隊の隊員は筋金入りの規律正しい人たちです。
そんな自衛隊隊員の行動や態度が現地の人に良いイメージを与えたことは間違いありません。
「あの国」はなぜ日本が好きなのか「ニッポン再発見」倶楽部