カンボジアのシアヌーク元国王は、日本の敗戦後、完全に落ち込んでいる時に、昭和天皇を励ましに来てくれた最初の国賓でした。日本への戦後賠償を放棄しててくれた国のひとつで日本を支えてくれました。
1975年からポルポト派が実験を握り、僅か3年半の間に約800万の国民のうち、200万人もの人たちが虐殺されました。
その時に国際援助で駆けつけたのが日本の自衛隊で、地雷撤去や道路整備を行いました。
似たように戦争で全てを失っても、世界有数の経済大国になった日本を尊敬して、「日本が私たちの見本であり希望である」と言われます。
但し、国の上層部は中国との付き合いが深く、資金援助もかなり受け取られています。
水道事情が悪い東南アジアではカンボジアも例外ではなく、水道の水を飲めるのはプノンペンだけですが、その水質管理、水道施設を援助しているのが北九州市です。
池間哲郎著「日本はなぜアジアの国々から愛されるのか」育鵬社
日本のODAなどの支援に対して感謝をしてくれている国の一つです。
カンボジアの紙幣、500リエルの片面右下には日本の国旗が印刷されています。
画像は DHCテレビ「虎ノ門ニュース」2017年3月29日の放送から
他にも詳しい内容は次のサイトで説明されています。
新連載「東南アジアと日本の絆」第一弾新連載「東南アジアと日本の絆」第一弾
カンボジア紙幣に秘められた日本との絆 http://tripping.jp/asean/cambodia/45462
1994年にカンボジアを訪れた、山梨県にある日建(旧山梨日立建機)という会社の雨宮清さんは、内戦中に埋められた無数の地雷が悲惨な事故を起こしたり、同国の発展の妨げになっていることに心を痛めました。
そこで雨宮さんは2000年には耐爆性のあるカッターで地雷を爆発させる地雷除去機を製造完成させてカンボジアに送りました。
作業員は防弾防音ガラスに守られた運転席で作業するので安全性が高く、アタッチメントを取り換えれば耕運機や種蒔き機としても使えるもので、現地の人たちにはとても喜ばれました。
雨宮さんはカンボジア人から「マイファーザー」と呼ばれ、「私たちの英雄だ」と感謝され、カンボジアの親日感情を大きく高めてくれました。
「あの国」はなぜ日本が好きなのか「ニッポン再発見」倶楽部