中米のエルサルバドルは国土が狭くて山がち、人口密度が高く、地震や台風などの自然災害が多く、国民は勤勉で忍耐強いそうです。
そこで自国のことを、「中米の日本」と呼ぶ人たちがいるそうです。
トヨタなどの日系企業は既に1950年代から進出して、海外青年協力隊も、中南米では最も早く派遣されたので、現地の人たちは日本を良く知っています。
そして、「自国を日本のように発展させたい」という思いを抱いたワルテル・ベネケ駐日大使は、日本式の教育を導入すべく、NHK教育テレビをモデルにした国営のテレビ局「カナル10」を立ち上げました。
放送教育の普及に力を入れ始めたわけですが、そのカナル10で2003年から毎週放送されたのが、NHKの「プロジェクトX」でした。
プロジェクトX を見たエルサルバドルの人たちは、日本人の仕事にかける情熱や努力、そして責任感に共感し、日本人をますます好きになってくれているそうです。
「あの国」はなぜ日本が好きなのか「ニッポン再発見」倶楽部