私自身が個人的にもそう思います。
実際に、私が住むドイツ、デュッセルドルフ(近郊)にもイラク人の友人がいて、彼は素直に日本、日本人のことが好きだと言います。
その証拠に、私が月に一度有志に集まってもらい、デュッセルドルフの駅前のボランティア掃除活動を行う時も、彼は常連さんです。
よく聞くお話しですが、特に東欧、トルコ、中東の人たちは、当時の日露戦争の日本の快挙に驚いた年輩たちから日本のことを聞いて好感を持っている人が多いです。
そしてイラクのサマワに派遣された自衛隊のお話しを聞いたことがあると思います。
フセイン大統領は、ありもしない「大量破壊兵器」でアメリカ軍に殺害されてしまいました。
よってイラク人は基本的にヨーロッパの軍に対して敏感で反感を持っています。
ところが日本の自衛隊に対しては別でした。作られる施設や駐車される車の几帳面な並び方など、日本人が持つ国民性が好かれました。
そしていざ自衛隊が日本に帰る時には、「帰ってくれるな!」というデモまで起きたそうです。
ちなみに私のイラク人の友人の腕時計は数万円する特別モデルですが、フセイン大統領の絵が時計板の上に描かれています。
どういうことかというと、彼を含めた一般のイラク人は、アメリカ軍に殺害されてしまったフセイン大統領を慕っていたのです。
そこで私も気になって調べてみると、フセイン大統領は自国で産出される石油の権利をイギリスから奪い返したり(*)、教育にとても力を入れたそうです。
* 但しその石油の権利で莫大な利益を手に入れたという情報もあり
いずれにしても、アメリカのイラク攻撃は、リメンバー・アラモ、リメンバー・メイン、リメンバー・パールハーバーと同じように、昔からのアメリカの手口で、いいようにしてやられてしまったのは間違いなさそうです。
イラク人のその友人ですが、戦後のアメリカにいいようにやられっぱなしの日本には愛想が尽きかけているそうです。。