芸術

PHP新書「私はいかにして『日本信徒』となったか」より

芸術というと、西洋芸術ばかりを思い浮かべるかもしれませんが、既に江戸時代の頃から、西洋人は日本の伝統文化を驚きの目で見つめ、それを真似していたことが分かります。

 

例えば有田焼(伊万里焼)がそうです。江戸時代前期から、日本の有田焼はオランダの東インド会社の手によって長崎からヨーロッパ諸国に盛んに輸出され、王様のお城で宝石と同じように貴重なものとして大事にされました。

 

何とか自分の国でも同じものが出来ないかと考えたドイツのアウグスト2世は、錬金術師に命じて磁器製法の研究をさせました。

 

試行錯誤の末、1709年にマイセンの地でヨーロッパ初の硬質磁器が誕生したのです。

 

その後ヨーロッパ各地で高級磁器が作られるようになりました。

 

 

画像で、

下側の西洋の磁器が

上側の当時の日本の磁器の

影響を受けていることが

見て取れないでしょうか?‼️

 

 

次には絵に関してですが、日本の浮世絵がゴッホやモネなど、フランスの印象派に影響を与えたことはあまりにも有名です。

 

ゴッホは印象派を「フランスの中の日本人」と呼び、歌川広重の「大橋あたけの夕立」(名所江戸百景)を模倣して「雨の橋」という作品を描きました。(画像あり‼️)

 

フランスの画家たちは、浮世絵の簡潔ながら大胆な構図に影響を受け、当時主流だった写実主義の細かいタッチとは異なる、荒々しい筆致だけれど光の変化の質感を表現する絵画を生みました。

 

晩年のモネは、日本趣味が高じて自宅に日本風の庭を作ったほどで、そこで「睡蓮」の制作に没頭しました。

 

またイギリスでは、19世紀から現在に至るまで、日本風の庭園があちこちに作られるようになり、こうした動きはアイルランド、スコットランドにまで広がっていきました。

 

江戸時代に日本を訪れたイギリス人は、海と山と平地が互いに接近し合い、複雑な混合を形作る、傾斜地の田園風景を見て、

 

「これは田園風景ではない、庭園の景観ではないか」

 

と簡単したそうですが、イングリッシュガーデンはこうした日本の風景の影響を強く受けているといわれます。

 

拓殖大学国際学部教授

呉善花著「日本の曖昧力」PHP新書

1983年来日、1988年日本に帰化

 

 

 

偉大な画家として世界中で認められているあのゴッホも、生きている間には、わずかな作品しか売れなかったそうです。

 

つまり、その高い芸術性が認められたのは、本人が死んだ後。日本人の芸術性の高さというものも、日本人には勿論、一部の海外の芸術家を除くと、あまり認められていないという点で、生前のゴッホと似ているような気がします。

 

そのゴッホですが、兄弟が画商で、経済的にもゴッホの面倒をよく見たそうです。そしてその兄弟との間でやりとりされた手紙が多く残っています。

その手紙の中でゴッホは書いています。「全ての自分の作品は、多かれ少なかれ、浮世絵の影響を受けている」 と、…

 

ゴッホの初期の作品は、暗い印象だったそうですが、それが途中で明るくなったそうです。その元となったのが、浮世絵と、印象派の画家たちの影響だそうです。

 

浮世絵の影響を強く受けたゴッホは、その日本の芸術性を見出すのに、(どういうわけか日本に行くのではなく、) 南フランスに行き、作品が明るくなったそうです。

 

浮世絵はゴッホに限らず、他にも過去のヨーロッパの有名な画家を魅了しました。そしてドイツの有名な建築家であったブルーノ・タウトなどは、京都の桂離宮を見て...:

 

「泣きたくなるほど美しい。現代における最大の世界的奇跡」

 

「自然的な簡素のうちに精妙をきわめた天才的な細部をいくつとなく発見する。用材の精選とその見事な加工、あくまで控え目な装飾... 私はもはやこれを表現すべき言葉を知らない」

 

 

 

折り紙を代表とする、レストランのナプキンや、ホテルの寝具のさりげなく凝った畳み方、庶民のどの家でもちょっと用意されている花壇や植木鉢やお花、京都の町屋に必ずと言っていいほど付いている小庭。
 
西洋では、富裕層のものである芸術が、日本では浮世絵だけではなく、昔から庶民の間でも楽しまれてきています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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