パトリック・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲) 新聞記者、作家、随筆家、小説家、日本研究家(1850~1904)
(当時)「東京だけで、虫の商いが年間数千ドルに達するということは容易に理解できようが、それぞれの虫が持ち前の鳴き声に応じて値を付けられると聞くと、きっと首をかしげることだろう。芸術好きで、とびきり洗練された民族の優美な日常生活の中で、このような虫が西洋文明社会のつぐみや孔雀やナイチンゲールやカナリアに優るとも劣らぬ地位を占めているとは、外国人の容易に理解できるところではない」
「虫の音楽家」 池田雅之編・訳 筑摩書房
「日本人はなぜ世界から尊敬され続けるのか」 黄文雄、徳間書店