ラフカディオ・ハーン 小泉八雲

1850年6月27日、アイルランド人父とギリシャ人母の間でギリシャに生まれる。イギリスとアメリカで育ち、新聞記者として長く勤め、出版物を発行。

 

1890年4月4日、島根県松江尋常中学校ならびに師範学校の英語教師として招かれて40歳で来日。

 

同年12月に教頭西田千太郎の媒酌で小泉セツと結婚。1893年に長男の一雄誕生。

 

1894年、「知られぬ日本の面影」全2巻を出版。1895年、日本人の気質を見事にとらえた名著として世界に喧伝された「東の国から」を出版。

 

1896年、帰化が認められて小泉八雲と改名。「心」を出版。1897年、次男の厳が生まれ、「仏の畑の落穂」を出版。

 

1898年、「異国情緒と回顧」、1899年、「霊の日本」、1900年、「影」を出版。三男の清誕生。

 

1901年、「日本雑録」、1902年、「日本お伽噺」、「骨董」を出版。

 

1903年、長女の寿々子誕生。1904年、「怪談」、「日本 - 一つの試論」を出版。同年死去。

 

 

「(日本の)老人は、慎み深く頭を下げ、愛嬌のある笑みを浮かべて、抑えきれない好奇心を詫びながら、私の通訳に変わった質問をあれこれぶつけてくる。

 

こんなに穏やかで優しい顔を、私はこれまで見たことがない。その顔は彼らの魂の反映であるのだ。私はこれまで怒鳴り声をひとつも耳にしたことがないし、不親切な行為を目にしたこともないからである。」

 

 

「これまで立ち寄った小さな田舎の村々と変わらず、ここの村の人たちも、私に実に親切にしてくれた。これほどの親切や好意は想像もできないし、言葉にもできないほどである。

 

それは他の国ではまず味わえないだろうし、日本国内でも奥地でした味わえないものである。彼らの素朴な礼儀正しさは、決してわざとらしいものではない。

 

彼らの善意は、全く意識したものではない。そのどちらも、心から率直にあふれ出てきた物なのである。」

 

 

「日本人は、野蛮な西洋人がするように、花先だけを乱暴に切り取って、意味のない色の塊を作り上げたりはしない。日本人はそんな無粋なことをするには、自然を愛しすぎているといえる。

 

花の自然な魅力を引き出すには、その配置や生け方、花と葉や茎との関係がどれだけ大切か、十二分に分かっている。だから、自然が作り出したそのままの枝や草花の美しさを選び取るのである。

 

西洋からやって来て、初めて日本の生け花を見たくらいでは、そういう花の見せ方を全く理解できないことだろう。

 

日本のその辺りにいるごく平凡な労働者と比べても、まだまだ西洋人の方が野蛮なのである。」

 

 

「西洋人がブーケと呼んでいる花束などは、花を生殺しにする卑怯な行為であり、色彩感覚に対する冒瀆であり、野蛮でいまいましい蛮行に他ならないと思うようになった。

 

と同時に、同じような理由で、日本の古い庭園がどのようなものかを知った後では、イギリスの豪華な庭を思い出すたびに、一体どれだけの富を費やしてわざわざ自然を壊し、不調和なものを造って何を残そうとしているのか。」

 

 

「自然を、少なくともその目に見える形のままに理解することにかけては、日本人は私たち西洋人よりもはるかに優れている民族なのだ。」

 

 

「私が思うに、日本の生徒の平均的な図画の才能は、西洋の生徒より少なくとも50%は上回っている。この民族の精神は、本来が芸術的なのだ。

 

さらに漢字を書くという極めて難しい書道の技術をほんの小さい頃からみんなが習っており、絵画の専門家が遠近画法の授業を始めるよりずっと前に、西洋人が夢にも想像できないくらい、手も目も驚くべき段階まで訓練されているのである。」

 

 

「(生徒たち)みんな大声で笑ったり、跳ね回ったり、叫んだり、かけっこをしたり、相撲を取ったりしているが、西洋の子どもと違って口喧嘩や、取っ組み合いの喧嘩をすることはない。」

 

 

「私は日本のいくつもの大きな学校で教師としてさらに2年間の経験を積んだが、一度も生徒の間の深刻な喧嘩というものを見かけたことがないし、自分の生徒が喧嘩したという話しを聞いたことがない。なお私は800人ほどの若者を教えてきた。」

 

 

ラフカディオ・ハーン著、新編「日本の面影」訳:池田雅之より。

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