ハインリッヒ・シュリーマン

ハインリッヒ・シュリーマン 

幕末の頃、トロイア遺跡発掘を行う6年前、明治政府が出来る3年前に中国と日本を訪れたドイツ人考古学者(1822-1890)  清国ではかなり不快な思いをしたようです。

 

「もし文明という言葉が物質文明を指すなら、日本人はきわめて文明化されていると答えられるだろう。なぜなら日本人は工芸品において、蒸気機関を使わずに達することのできる最高の完成度に達しているからである。それに教育はヨーロッパの文明国家以上にも行き渡っている。シナをも含めてアジアの他の国では女たちが完全な無知の中に放置されているのに対して、日本では、男も女もみな仮名と漢字で読み書きができる」

 

『シュリーマン旅行記 清国・日本』ハインリッヒ・シュリーマン著

講談社学術文庫 日本の世界一

「あの国」はなぜ日本が好きなのか

「ニッポン再発見」倶楽部

 

 
「この国には平和、行き渡った満足感、豊かさ、完璧な秩序、そして世界のどの国にもましてよく耕された土地が見られる」

  「日本賛辞の至言33選」波田野毅、ごま書房

 

 

税関での荷物のチェックの際に、荷物を解くとなると大仕事だ。できれば免除してもらいたいものだと、官吏2人にそれぞれ1分ずつ渡すと、彼らは胸を叩いて『ニッポンムスコ』と言って袖の下を断った」

シュリーマン旅行記・清国・日本

フランス語による著「シュリーマン旅行記」

 

 

 

 

「税関での荷物のチェックの際に、荷物を解くとなると大仕事だ。できれば免除してもらいたいものだと、官吏2人にそれぞれ1分ずつ(お金を)渡すと、彼らは胸を叩いて『ニッポンムスコ』と言って袖の下を断った。心付けにつられて義務をないがしろにするするのは尊厳にもとるというのである。

 

おかげで私は荷物を開けなければならなかったが、彼らは言いがかりをつけるどころか、ほんの上辺だけの検査で満足してくれた。一言で言えば、大変好意的で親切な対応だった。彼らは再び深々とお辞儀をしながら『サイナラ(サヨナラ)』と言った」

 

「私はこれまで世界のあちこちで不潔な町をずいぶん見てきたが、とりわけ清国の町は汚れている。しかも天津は確実にその筆頭にあげられるだろう。町並みはぞっとするほど不潔で、通行人は絶えず不快感に悩まされている」

 

「ごみ屑、残滓、何でもかんでも道路に捨てるので、あちこちに山や谷ができている。ところどころに深い穴が口を開けているので、馬に乗っている時はよほど慎重でなければならない」

 

「これまで方々の国でいろいろな旅行者に出会ったが、彼らはみな感激しきった面持ちで日本について語ってくれた。私はかねてからこの国を訪れてみたいという思いに身を焦がしていたのである」

 

「家々の奥の方には必ず花が咲いていて、低く刈り込まれた木で縁どられた小さな庭が見える。日本人はみんな園芸愛好家である。日本の住宅はおしなべて清潔さのお手本になるだろう。(中略) 竹製のござ(畳)で覆われている。ござは、長椅子やソファ、テーブル、ベッド、マットレス…   おそらく日本人がその存在も使用方法も知らないものの代わりに使われている。実際日本には家具に類が一切ない」

 

 

「家族全員が、その周りに正座する。めいめい碗を手に取り、2本の箸でご飯と魚をその小さな椀に盛り付けて、器用に箸を使って、我々の銀のフォークやナイフ、スプーンではとても真似のできないほど素早く、しかも優雅に食べる。食事が終わると主婦が椀と箸を片付け、洗って、引き戸の後ろの棚に戻す。

 

こうして食事の名残りは、瞬く間に消えてしまう。それというのも、元に戻すべき椅子も、取り除くべきテーブルクロスも、移動すべきテーブルも、たたむべきナプキンも、洗うべきコップもナイフもスプーンも、小皿も大皿も、ソース入れもコーヒー茶碗もポットも、どれひとつとして日本には存在しないという単純な理由による」

 

「ヨーロッパでは、食器戸棚、婦人用衣装箪笥や男性用の洋服箪笥、ヘッドボードにテーブル、椅子、それにもろもろの最小限必要とされる家具類の豪華さを隣人たちと競い合う。だから、多少とも広い住宅、いく人もの召使い、調度品を揃えるための資産が必要だし、年間の莫大な出費がどうしても必要になる。

 

ヨーロッパの結婚難は、家具調度を競おうとするためであり、そのための出費がかさむからである。(中略) ところが日本に来て私は、ヨーロッパで必要不可欠だとみなされていたものの大部分は、もともとあったものではなく、文明が作り出した物であることに気が付いた。

 

寝室を満たしている豪華な家具調度など、ちっとも必要ではないし、それらが便利だと思うのはただ慣れ親しんでいるからにすぎないこと、それら抜きでも十分やっていけるのだと分かったのである。もし正座に慣れたら、つまり椅子やテーブル、長椅子、あるいはベッドとして、この美しいござ(畳)を用いることに慣れることができたら、今と同じくらい快適に生活できるだろう」

 

「スカーフやハンカチーフはない。男性も女性も、服の袖の中にパゴダ・スリーブ(一種のポケット = 着物の奥が深い袖の中)が付いていて、そこに鼻をかむための和紙(懐紙 = ちり紙)を入れている。彼ら(日本人)は、この動作をたいそう優雅に行う。自分の家で鼻をかむ時は、この紙を台所のかまどにくべ、人の集まる場所ではこの紙を静かにたたみ、外に捨てさせるために召使いを目で探す。

 

召使いが見つからなければ袖に紙を閉まって、外に出た時に捨てる。彼らは我々が同じハンカチーフを何日も持ち歩いているのにぞっとしている。(中略)  日本人が世界で一番清潔な国民であることは異論の余地がない。どんなに貧しい人でも、少なくとも日に一度は、町のいたるところにある公衆浴場に通っている」

 

「(寺の)境内に足を踏み入れるや、私はそこにみなぎるこの上ない秩序と清潔さに心を打たれた。大理石をふんだんに使い、ごてごてと飾り立てた中国の寺は、極めて不潔で、しかも退廃的だったから、嫌悪感しか感じなかったものだが、日本の寺々はひなびたと言ってもいいほど簡素な風情ではあるが、秩序が息づき、ねんごろな手入れの跡も窺われ、聖域を訪れるたびに私は大きな歓びをおぼえた」

 

「(寺の)どの窓も清潔で、桟には埃ひとつない。障子は破れ目のない白紙がしわひとつなく貼られている。僧侶たちはといえば、老僧も小坊主も親切さとこの上ない清潔さが際立っていて、無礼、尊大、下劣で汚らしいシナの坊主たちとは好対照をなしている」

 

「ここでは君主が全てであり、労働者階級は無である。にもかかわらず、この国には平和、行き渡った満足感、豊かさ、完璧な秩序、そして世界のどの国にもましてよく耕された土地が見られる」

 

「玩具の値も大変安かったが、仕上げは完璧、しかも仕掛けがきわめて巧妙なので、ニュルンベルグやパリの玩具製造業者はとても太刀打ちできない」

 

 

「あの国」はなぜ日本が好きなのか

「ニッポン再発見」倶楽部

 

 

 

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