道を究める

日本には、さまざまな道があります。武道と創傷される柔道、剣道、合気道、空手道、弓道。そして武道以外にも書道、華道、茶道... さまざまな分野で日本人はその道を極めようとします。

 

そこには、ただ単にその技を習得しようとするものだけではなく、しつけを教わり、心を磨く奥の深いものがあります。その辺に、西洋にはないものを見出して、外国人ファンが惹かれる理由があるのではないでしょうか。

 

その例の一つとして、このサイトでお勧めするスポーツ(?) のひとつとしてここに剣道をご紹介します。

 


(以下はこちらのサイトからの完全な複写です)

剣道の強さとは? 心の弱さこそがスキになる。

ここは、とある「剣道」の大会会場。この一戦には、全国大会への切符がかかっていた。

「メーーーンッ」という凄まじい雄叫びが会場を揺るがし、鮮やかな一本が決まった。3人の審判の判定も文句なしの一本であり、この一本は全国大会への出場を確定するものでもあった。

ところが…、ここから事態は急変する。

突然、主審がその文句なしの一本を「取り消した」のだ。会場はどよめき、勝者であったはずの選手も戸惑いを隠せない。

 

なぜ?

一本を取り消された理由は、一本をとった選手の「一本をとった後の『ある行動』」であった。その「ある行動」とは、「片手だけの小さなガッツポーズ」である。剣道では、ことさらに「礼」が重んじられる。一本と認められるには、「気」「剣」「体」の三要素すべてが整っていなければならない。「ガッツポーズ」などはもってのほか。

 

たとえそれがどんなに小さな動きであろうとも、相手に対して「礼を失する」行為であることに疑いはない。それゆえに、一本は取り消されたのである。そのガッツポーズは、気づかぬ人が多かったほど本当にちょっとした動きに過ぎなかったが、主審はその小さな「非礼」をも見逃さなかったのである。

 

「礼に始まり、礼に終わる」とされるのが、剣道である。「礼」とは、相手に対する「敬意(respect)」のことである。敵である相手を打ちのめすことが剣道の目的ではなく、敵と相対することで自分自身を磨くことの方が、より大切なのである。

 

「剣道は肉体的な強さを競うものではない」とも言われる。勝つためだけに剣を振るうことは、剣道とは見なされないのだ。相手との対戦は手段であり、目的ではない。至高の目的は、自分自身の精神的な成長にあるのだという。



「敵はもはや敵ではなく、己を高めてくれる存在である」

 

剣道におけるこうした精神論は、机上の空論ではない。なぜなら、年をとって肉体が衰えていっても、本当の剣士の強さは逆に増していくのである。

 

かつて、昭和の「剣聖」とまで讃えられた「持田盛二」氏は、80歳を越えてなお、若き強豪剣士を一切寄せ付けぬほどの強さを湛えていたという。伝説的な映像を見ると、持田氏はほとんど動かずに、猛攻を続ける相手をいとも簡単にいなしている。

 

退くこともなく、出ることもなく、剣もほとんど動かさない。持田氏は「極小の動き」で相手の動きを封じ、一瞬のスキを巧みに突いている。

 

対する相手も相当に名のある剣士なのであろうが、その名士ですら持田氏の前では踊らされているようにも見えてしまう。まさか、80歳を過ぎた御老体とは思えぬ映像である。彼は89歳で倒れるまで、道場に立ち続けていたという不世出の達人である。

 

持田氏曰く、

「私は50歳を過ぎてから本当の修行に入った。『心』で剣道をしようとしたからである。60歳になると足腰が弱くなる。『心を動かして』、弱さを強くするように務めた。70歳になると全身が弱くなる。今度は『心を動かさない』修行をした。心が動かなくなると、相手の心がこちらの心の鏡に映って見えた。80歳になると『心が動かなくなった』。それでも、時おり『雑念』が入ってくる。動かぬ心に雑念が入らぬ修行を続けている。」

 

剣道の教えには「四戒」というものがある。四戒とは、「驚・懼・疑・惑」という四つの心の弱さである。予期せぬ相手の動きに「驚けば」自失し、相手を「懼(おそ)れれば」動きが止まり、相手の動きを「疑えば」決断がつかず、相手の動きに「惑わされれば」混乱する。

 

どれほど剣の技を磨こうとも、心にスキあらば打ち負かされてしまうのである。剣道は「1000分の1秒で決する」と言われるほどに「瞬時の世界」。わずかな心のスキは命取りともなったのである。

 

剣聖・持田氏の教えを受けた「新堀強」氏は、かつての師に訓戒されたことを、今なお大切に教え伝えている。「打たずに打たれなさい。受けずに打たれなさい。避けずに打たれなさい。」

 

新堀氏は現在、剣道における最高位である「範士八段」という位を持つ。しかし、頂点を極めてなお、遠方にはさらなる高い山が聳(そび)えているのを痛感しているという。師である持田氏の言葉の真意を理解できたのも、頂点を登り詰めた後のことだったともいう。

 

持田氏の教えは続く。

「力を抜いて柔らかく、相手と仲良く穏やかに、姿勢は美しく匂うがごとき残心を」

この言葉が無比の剣士のものとは…。なんとも和(なご)やかな言葉である。この言葉を聞くにつけ、「剣道の強さは『力や攻撃性』にあるのではない」という意味も見えてくるような気がする。

 

オリジナル: 英考塾

ganbarenihon – ブログ ネットdeデュッセル

コロナで日本の病院が一杯の原因 (Sat, 16 Jan 2021)
は、何と日本の全病床数の僅か3%しか使っていないから… 日本は確か、病床数は世界… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

どれだけドイツ人がハグを恋しがっているか… (Thu, 14 Jan 2021)
それは、建物の横一面に巨大な絵を描いてしまうほどです。 右下2つの大きな(約2m… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

コロナ患者を受け入れるドイツと、てんやわんやで一杯の日本の病院の違い (Tue, 12 Jan 2021)
が分かりました。 ドイツではロックダウンはしているものの、他国の患者を受け入れる… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

秀吉の時代に、日本が世界最大最強の軍事国であった過去を持つ日本 (Mon, 11 Jan 2021)
種子島に伝えられた鉄砲を、当時の日本人はすぐに見よう見真似で作ってしまい、それを… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

もし、豊臣秀吉がもう数年だけ長生きをしていたら、中国と朝鮮半島は日本になっていた… (Sun, 10 Jan 2021)
歴史に If は無いと言いますが、歴史の If にはとても面白いものがあります。… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

月刊紙「致知」1月号、「運命をひらく」 (Sat, 09 Jan 2021)
の中の、「日本語こそが世界を平和にする鍵」という記事に関してです。 海外に長く住… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

どうして私たち人間はこうもバカなのでしょうか? (Thu, 07 Jan 2021)
インフルエンザと何が違うのかというコロナで世界中がおかしくなっています。 インフ… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

「終戦のエンペラー」という映画 4 (Mon, 04 Jan 2021)
3 に続いて、これも映画とは関係のないお話ですが… 日本人をこの世から抹消してし… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

柳井正さんと岡田武史さん (Thu, 31 Dec 2020)
は、日本でどちらもほぼ誰でも知っているほど有名なお2人です。 柳井さんはユニクロ… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

「何のために生まれてきたのか…」が、そもそもの間違い? (Thu, 31 Dec 2020)
「何のために生まれてきたのか」を以前書きました。 でもそれを考えるよりも、「生ま… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

「21世紀は日本の時代になる」 (Sun, 27 Dec 2020)
とは、あの李登輝さんの言葉です。 台湾の元大統領です。 台湾民主化の父と言われて… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

どれだけ今の日本が左に傾いているか (Mon, 21 Dec 2020)
最近、会社設立のサポートをお手伝いさせていただいた日本人のひとりです。 ワンマン… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

割れた窓理論 – 掃除で平和を招き隊。(掃除が平和と結びついている理由) (Sat, 19 Dec 2020)
デュッセルドルフの駅前を、仲間と一緒に月イチで掃除している理由です…: 割れた窓… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

お金で動かない人になりたい… (Fri, 18 Dec 2020)
アメリカの大統領が誰になるのか、ほぼ決まりつつあるようです。 トランプさんがかな… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

昨日のコロナに関する投稿に届いた長いコメント (Fri, 11 Dec 2020)
パッチワークさんという、最近見つけたブロガーさんがいらっしゃいます。 かなり苦労… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

一体、どこまで続けるのか、馬鹿げたコロナの経済制限… (Thu, 10 Dec 2020)
以下は、デュッセルドルフに住む日本人に送られた、在デュッセルドルフ日本総領事館か… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

さすが月刊誌「致知」… (Tue, 08 Dec 2020)
松下幸之助さんを知らない経営者やビジネスマンはいないと思います。 もしその人の年… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

どうして日本人はこうも情けなく、ヨーロッパ人は堂々としているのか… (Mon, 07 Dec 2020)
中国のおおき外相と日本の茂木外相の会談は散々だったようです。 ところがそういうこ… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

がさばるのが好きなドイツ人。スモールイズビューティフルの日本人。 (Mon, 07 Dec 2020)
この2つが何か分かるでしょうか? どちらも(例えば iPhone 用の)外付けB… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

「終戦のエンペラー」という映画 3 (Sun, 06 Dec 2020)
ここからは、映画の内容にはないお話しです。 もしあの時に日本が降伏をしていなかっ… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

左翼の人(今、日本に住む日本人の大半)にも簡単に分かる、今の日本の現状: GHQの呪い ➡︎ 日教組の歪み ➡︎ 今の日本の状況 (Sat, 05 Dec 2020)
を、本日の武田邦彦教授は中国の地図を用いて簡単に説明してくれました。 虎ノ門ニュ… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

心理的効果の利用…「びっくり水」効果 (Fri, 04 Dec 2020)
すいません、正式な言い方を忘れてしまいました。 「びっくり水」で調べると、「差し… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

トランプかバイデンか、武田邦彦教授の視点 (Fri, 27 Nov 2020)
アメリカの次期大統領は、バイデンさんに決まったようです。 菅首相は既に、バイデン… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

虎ノ門ニュースや武田邦彦教授を信じる理由 (Wed, 25 Nov 2020)
お恥ずかしいながらも、いい年こいて、僅か数年前まで(政治の世界で)左右の存在など… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

泥沼アメリカ大統領選の実態 (Tue, 24 Nov 2020)
トランプさんが大統領に選ばれた時、世の中はヒラリークリントンさんが大統領になると… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

コロナ制限で儲かる連中がそれを煽っている? (Mon, 23 Nov 2020)
例えば GAFAやファイザーなどのワクチンを作る製薬会社。 巨大企業 = ビッグ… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

コロナ制限と良識 (Fri, 20 Nov 2020)
自分が住むMeerbuschは、まだ田舎の村なのでそんなことはありませんが、先日… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

ハンコに代わる、ドイツの略式サインってご存知ですか? (Thu, 19 Nov 2020)
日本では、今後ハンコがなくなるようです。 その賛否で侃侃諤諤のようです。 ハンコ… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

意外と脆い巨木 (Wed, 18 Nov 2020)
木は、大きくなると根を地中に深く広く広げるものだとばっかり思っていました。 とこ… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

日本の一般的で大多勢なメディアでは、時期アメリカ大統領はもうバイデン氏に決まり! となっているようですが… (Tue, 17 Nov 2020)
私が今までの、ビジネス及び人生経験と照らし合わせてみて判断すると、複数の解説者が… 続きを読む ›
>> Mehr lesen

Druckversion Druckversion | Sitemap Diese Seite weiterempfehlen Diese Seite weiterempfehlen
もっと良く知ろう、本当の日本を 当時のGHQ 政策(洗脳) により、本当の日本・日本人のことを知らない日本人、そして世界の人々が多過ぎる... もし本当の日本・日本人を知ると、日本人は誇りを持てる(そうさせないためのGHQ 政策でした。日本が強すぎました...)... 誇りを持てば自身につながり、襟を正せる...  自殺者80人以上/1日、親殺し、子殺しは異常です。 襟を正すと修身(道徳) の大切さが理解できるようになる... 人間が生きていくためのバックボーンである修身が重んじられると、日本が良くなる... 世界に影響する日本が良くなると、「和を以って尊しと為す」 が世界に広まる... 「和を以って尊しと為す」 が世界に広まると、個人主義が減って世界平和につながる...