電子コンパス
グーグルマップに使われている電子コンパスを提供しているのが旭化成です。電子コンパスとは、地球の地磁気を検出して正確な方向を示す電子部品です。
電子コンパスがないと、地図上に現在地を表示したり、目的地まで案内することができません。
旭化成が世界に先駆けて電子コンパスを開発した2003年にはほとんど注目されず、数種類の携帯電話に使われただけでした。
ですが、2008年にグーグル社のOSアンドロイド搭載のスマートフォンに採用されたことがきっかけになり、爆発的に需要が高まって世界シェアの8割を占めるようになりました。
旭化成の電子コンパスが求められる理由は2つあり、そのひとつは独自開発のセンサーによる高精度な測定力。
ふたつ目は小さくて薄いこと。大きさが1,2ミリ角、高さ0,5ミリと、マッチの先端よりも小さい世界最小サイズです。