日本の果物が海外で大人気だと知っていますか?
実は、海外の果物に比べて、日本の果物はかなり美味しいのです。
そこで今回は、日本の果物が海外で人気な理由、美味しい理由について中込農園の中込一正さんにインタビューして聞いてきました!
日本の果物が海外でも人気だと知っていますか?日本に生まれ住んだ私達は気付きにくいですが、実は海外ではアラブの富裕層も買い付けに来るほど美味しいと有名なのです。
今回は、日本の果物について
・なぜ海外で人気なのか?
・海外の果物に比べて値段や品質が高い理由
などを紹介していきます。
今回、インタビューを伺った方
まず今回、インタビューを引き受けて下さった中込農園様(以下 敬称略)について紹介します。
中込農園は、山梨県南アルプス市にある観光果樹農園で
・さくらんぼ
・桃
・プラム
・スィートネクタリン
・梨
・ぶどう
・甘柿
・りんご
・干し柿
など様々な果物を栽培しています。東京ドームの約1.5倍の広大な敷地で栽培しており、じゃらんなど旅サイトの中でも季節によっては、全国でも非常に人気のある農園です。
そんな日本でも有数の観光果樹農園を運営している、中込一正さんにさっそくインタビューしていきましょう。
日本の果物が人気な理由
初めまして、今回インタビューをさせていただく鳥井です!
よろしくお願いします!
それでは、さっそく日本の果物が人気な理由について教えていただいてもよろしいでしょうか?
中込農園、中込一正さん
「ずばり、日本の果物が人気な理由は海外の果物に比べて「格段に美味しい」からです。日本人には、日本の美味しい果物しか食べたことがない人が多いので、どれくらい差があるのか知っている人はあまりいませんが、シンガポールや香港の富裕層などがわざわざ買い付けに来るほど美味しいのです。」
ほうほう、確かに果物は美味しいとおもっていましたが、僕自身、海外の果物を認知して食べたことがないので、どれくらい差があるのかは確かに知りませんでした。
日本の果物は海外の果物と
・品種?
・気候?
・育て方?
などのどの部分が違うのでしょうか?
中込農園
中込一正さん
「日本の果物が海外のそれと比べて美味しい理由は、日本人の「高品質を作るという国民性」から来る「果物の品質」にあります。日本人の真面目さは世界でも有名なように、その気質は物作りにおいて真価を発揮します。」
では、どのように日本の果物と海外の果物では品質が違うのですか?
「日本の果物は海外の果物に比べて、概して
・大きさ
・味
・形状
・値段
・安全性
などの項目で、上回っています。たとえば桃でいうと、日本の桃はみなさんが知る通り、ジューシーでまん丸で甘いですよね。その一方海外の桃は、日本でいうスモモのように、小さく酸っぱいんですよ。」
スモモくらい小さくて酸っぱいって本当ですか?笑
にわかに信じられ難く、ネットで調べてみると。。。。
日本と海外で果物の品質が違う理由は「果物の作り方」にあるとのこと。
実際、どのように違うのか教えていただいてもよろしいですか?
「日本と海外では、果物作りにおけるプロセスが全く違います。これは、海外ばかりでなく、日本の人もあまり知りませんが、日本の果物作りは海外に比べてかなり手間暇かかっているのです。日本では、
①蕾、花、実がなるそれぞれのタイミングで間引いて、より少数の実に栄養を行き渡らせるようにしている
※蕾の段階から見ると、収穫直前までに98%を間引いています。
つまり、結果的には、たった2%の蕾だけが残され、果実になるのです。ちなみに、りんごの場合では5%です。ぶどう、なし、ネクタリンなどでも同じくほんの数%が果実になっています。
②実が育った段階で、1個ずつ袋に包み害虫・農薬・雨風から守る
③農薬の基準も世界一厳しい
④世界で唯一、日本だけが人工授粉を行っている
など、美味しさ・安全面が最大限担保できるような取り組みを行なっているのです。そして、これは、海外では行われていません。日本の果物がいかに手間暇がかかっているかわかるかと思います。」
日本の果物が海外の果物に比べて、そんな手間暇がかかっているなんて知りませんでした!
明日から、1個ずつ生産者の人に感謝して食べよう…。笑
日本の果物は、ブランド化されている品種もあり、海外からみて高級品とされていますが、その理由は「品質」にあったのですね。
ちそう
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