日本にしかない日本産和牛の味。
オーストラリアやスペインなど、日本以外の海外にも、和牛と名のつく牛肉がありますが、食べてみると全く違うものであることに気が付きます。
霜降りの細かさが違うので、食感が大きく違い、海外の和牛には日本の和牛独特の旨味がありません…
とろけるような柔らかさとジューシーな旨味で、世界中にその名を轟かせている「和牛」。
日本の在来種をもとに、長い時間をかけて品種改良を重ねてきた肉牛のことを和牛と表示するが、豊かな「食感」「味」「香り」を堪能できる和牛は、他の牛肉とは一線を画す美味しさで、日本のみならず海外でも「WAGYU」ブームが巻き起こるほどの人気ぶりだ。
2007年には日本の和牛を正しく発信するための「和牛統一マーク」が制定され、現在では世界中で日本の和牛が人気を呼んでいる。
和牛が口の中でとろけるように美味しいのは、そのサシに秘密がある。和牛の赤身に入った白いサシには、「オレイン酸」という融点が低い脂肪が含まれているため、口内の体温でスッと融けて、柔らかな食感が生み出されるのだが、この味わいこそが純血種の和牛の最大の特徴だろう。
美味しさの要となる、上質なサシが入った和牛に育て上げるための秘訣とは何なのか。
一般的な和牛の生育ルートでは、子牛は生後7~10ヶ月まで生産農家で育てられるのだが、和牛1頭1頭には名前が付けられており、生産者は定期的なブラッシングを施すなど、愛情をもって大切に育てられている。
さらに牛にストレスを感じさせない居心地のいい環境を整備することにも注力しているが、これも良質な肉質を生み出すために不可欠な条件である。
Taste of Japan
https://tasteofjapan.maff.go.jp/jp/feature/detail/226.html