大成建設の海底トンネル技術
トルコのイスタンブールをヨーロッパ側とアジア側を分けるボスポラス海峡。そこはそれまで2本の自動車用の橋とフェリーで結ばれていましたが、交通渋滞がひどくて、橋を渡るのに1時間もかかっていました。
そこでトルコでは150年も前から海底トンネルの開発の話しがありました。ですが海底の水深は60メートルで、今まで存在する世界最深の海底トンネルよりも19メートル深く、潮の流れが急で場所によって変化もあり、今まで実現に及びませんでした。
それを実現させたのが大成建設で、2004年に着工して2013年に完成させました。震度7,5度の地震にも耐えるトンネル内では地下鉄も走り、フェリーでも30分かかるところを4分で通過できるようになりました。