アメリカのGAFA(Goegle, Amazon, Facebook, Apple)など、売上高や規模ではかなわないものの、日本にはさまざまな業界で世界シェアナンバーワンシェアの製品を持つメーカーが250社以上あり、その数は世界トップであると考えられます。
領地を奪い合うための争い、戦争のためのダイナマイトや各(核)兵器を開発する欧米とは対照的に、とても真面目で謙遜、謙虚、謙譲、人に譲る、迷惑をかけない… という世界で唯一の国民性を持つ日本人が製品を作るとどうなるでしょうか?
日本人は、平和や庶民の生活に役立つ物を多く開発、発明してきました。
例えば、ソフトとしてアニメは勿論のこと、世界で最も多くのゲーム機を製造・販売しているのも日本で、1位(プレイステーション2)から7位(プレイステーション3)を日本が独占し(2019年)、8位にアメリカのXbox360が唯一外国勢として入っているものの、9位(ゲームボーイアドバンス)と10位(プレイステーション・ポータブル)も日本勢で、1位から10位までの8位のみを除けば全て日本勢です。
あるいは、世界で最も車の販売台数が多いのはGMあるいはトヨタですが、モデル別だと約123万台でトヨタのカローラが世界一です(2019年)。
2位はアメリカのフォードFシリーズですが、3位もトヨタでRAV4、4位(シビック)と5位(CR-V)はホンダです。
カローラの販売台数は累計でも世界一で、2019年7月の時点で4750万台を超えて、現在も記録を更新中です。
ちなみにスポーツカー部門ではマツダのロードスターが世界一で、累計92万台を超えて、2位につけるMG・MGBの38万台の倍以上です。
車の製造に欠かせないものに産業用ロボットがありますが、世界の産業用ロボットの約5割が日本製と言われていますが、輸出額では2位のドイツ7億ドルを大きく引き離して日本が20億ドルで世界一です(稼働台数は中国が1番)。
日本発のインスタントラーメン、カップヌードルは、現在世界中のどこでも売られていて、その数は膨大なものになり、軍や警官、消防士たちなどの緊急事の食事として欠かせないものになりました。
日本の折り紙は世界中の家庭で楽しまれていますし、東京大学の三浦公亮名誉教授が1970年に考案した折り畳み方は専門用語では二重波型可展面と言われて、イギリスの折り紙協会がミウラ折りと名付けました。
ミウラ折りは、人工衛星の太陽電池パネル、折り畳み式の地図、カタログ、パンフレット、スタッドレスタイヤの切れ目、軽量の耐圧容器、缶チューハイのパッケージから潜水艦にまで取り入れられています。
ソニーのトランジスタラジオ TR -55は、世界初のトランジスタラジオ開発にはアメリカに譲ったものの、後継機TR -610は国内外で50万台売れる大ヒットとなり、その後のラジオは一家に一台、そして1人一台の時代へ。
世界で最初の音楽を持ち歩くソニーのウォークマンも世界中に広まりました。
カシオ、シャープの電卓は世界中に広まり、あらゆる計算が必要なシーンで使われています。
家庭用ビデオシステムDVDは、家庭での映画鑑賞は、一部の富裕層の贅沢であったものを世界中の庶民に普及させました。
世界中のエンターテイメントとなった日本のカラオケ文化、過去に存在しなかった宝石として日本人が誕生させた真珠…
人命を救うために地雷を撤去する専用車両、被災地などで、濁った水を飲料水に変える特殊フィルターなど、日本製品は世界中で貢献しています。
そういった素晴らしい製品を作るだけではなく、日本の企業は企業そのものの歴史が世界でダントツで長くもあります。
100年以上続く老舗企業数が約15.200社、200年以上が3千社、5百年以上が124社、千年以上が19社あり、日本の企業の長寿力は世界で群を抜きます。