紀元前5百年前に大陸から稲作が伝わって弥生時代が始まった...?
漆は中国から伝わった...?
朝寝鼻貝塚の稲の栽培の痕跡は約6千年前のものであることから、稲作が中国、韓国から伝わったのというのは正しくないようです。
そして日本の漆の歴史は、少なくとも1万2千6百年前、福井県若狭町の鳥浜貝塚から出た漆の木の枝が存在します。
漆の木は自生するのではなく、毎年手入れをして育て、樹液の採取が出来るようになるのに10年近くかかるのですが、既にその当時にそれが行われていたことがうかがえます。
さらには北海道函館市の垣ノ島B遺跡から発見された漆塗りの副葬品は、放射性炭素14の年代測定で9千年前の物であることが判明。漆は中国から伝わったというのは正しくないようで、日本発祥の可能性が高いのです。
「ロクロも窯も使わずにここまで複雑な作品を作るとは信じ難い」
1998年秋、パリ日本文化会館で開催された、
欧州初の縄文展の縄文土器をを見たフランスの
社会人類学社クロード・レヴィ・ストロースさん