アラスカで貢献・活躍した日本人

和田 重次郎(わだ じゅうじろう) 1875年-1937年

 

1892年(明治25年)17歳のときにアメリカに密航。1892年(明治25年)サンフランシスコに到着するも、北氷洋捕鯨の補給船バラエナ号に売られ、3年間をケビン・ボーイ(キャビン・ボーイ、船室給仕)として過ごす。

 

越冬のため停泊していたカナダのハーシャル島でイヌイットやその犬橇と出会い、交流を深める。


1894年(明治27年)、バラエナ号との契約期間を終え、サンフランシスコに戻る。報酬を日本の母に送金した後、アラスカに戻り、犬橇を駆って、狩猟で得た毛皮で交易を行う。
 

1896年(明治29年)、日本に帰国し、3ヶ月後に再び渡米、補給船ジェニー号の乗組員として、ポイントバローに寄港。遭難していた捕鯨船ナパック号の救助にあたる。

 

その後、乗船していたジェニー号もスミス湾上で氷に閉じ込められ、食料も尽きる頃、重次郎が犬橇隊を先導し、カリブー猟を行い、ジェニー号と補助船ニューポート号の食料を確保、乗組員の命を救う。

 

その後、補給船の乗組員として、アラスカ各地に渡り、金鉱脈の発掘を行う。
1903年(明治36年)、チェナーでの金鉱発見をいち早くドーソン・シティの新聞に伝え、アラスカ史上に名高いタナナ・スタンピード(ゴールドラッシュ)を引き起こす。


1906年(明治39年)、キングとしてイヌイットの一団と毛皮を売りにノームに現れる。その際、集金した代金を全て盗まれる。重次郎が着服したとの嫌疑をかけられ、留置場に入れられるが、裁判では、二人のエスキモーの証言によって無罪放免となる。この頃、結婚し一人娘、日米子(ヒメコ)=ヘレン・ワダ・シルベーラを授かる。


1907年(明治40年)、ノームの室内競技場イーグルス・ホール竣工記念50マイル競争に出場、優勝を飾る。


1910年(明治43年)、スワードの商工会議所からの依頼を受け、アイディタロッド・トレイルの開拓を行う。

 

1920年(大正9年)頃には、カナダで石油探査員として活躍、石油シンジケートの代表も務める。


1924年(大正13年)、ノームでジフテリアが大流行し、千四百余人の住民が全滅の危機にさらされるが、レオナルド・セパラと愛犬トーゴー率いる犬橇隊が、アイディタロッド・トレイル開拓時代に、重次郎が走ったルートを逆走して血清を運び、町を救う。

 

1973年(昭和48年)、ノームでのジフテリア被害を救った犬橇隊の偉業を讃え、アンカレッジ - ノーム間、1135マイル(1862キロ)に及ぶ、世界最長の犬橇レース、アイディタロッド国際犬橇レースが開催され、今日まで続いている。


 

Wikipediaより

 

 

 

 

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