光触媒

本多-藤嶋効果(ほんだ-ふじしまこうか、英: Honda-Fujishima effect)は、光電効果の一種。発見者の本多健一と藤嶋昭から名付けられた。

 

1967年、東京大学大学院の藤嶋は、溶液中で光を当てた二酸化チタン電極から気泡が出ていることを発見。この気泡が酸素であり、もう一方の白金電極から水素が出ていることを確認した。

 

指導教官の本多とともに、1968年9月に日本化学会の『工業化学雑誌』に最初の論文を投稿した。その後、複数の学会の討論会で発表する機会があったが、反響は芳しくなかった。

 

1972年7月にイギリスの科学雑誌『ネイチャー』、1974年1月1日に朝日新聞に掲載されると、「夢のエネルギー源」として注目を集めることとなった。

 

しかし、エネルギー源としての実用化は容易でなく、光触媒の超親水性や酸化還元作用を生かした研究にシフトしていった[2]。

 

1991年、スイス連邦工科大学ローザンヌ校のグレッツェル教授は、二酸化チタンにルテニウム錯体色素を添加することにより飛躍的に起電力を増加できることを見出し、色素増感太陽電池DSCを発展させた。

 

2006年、桐蔭横浜大学の宮坂力教授はルテニウム色素をペロブスカイト化合物に置き換えてペロブスカイト太陽電池PSCを開発した。

 

Wikipedia

 

 

光触媒の市場規模は、2008年時点において日本の国内市場で約650 億円とみられ、海外市場を考慮すると、世界全体で約1000 億円の市場規模があったとされる12。

 

光触媒工業会の調査では国内市場は2013年には900億円を超える市場に成長しているという。

 

 光触媒の更なる利用に向けた研究も各方面でなされている。

 

平成27年度の『科学技術白書』では、光触媒による、がんの治療など、医療分野へ応用した(例えば、がん細胞に酸化チタン粒子を注入し、紫外光を照射することで、がん細胞の増殖を抑制するような)実験や、汚染土壌等の浄化(例えば、植物工場の養液栽培における成長抑制剤の分解などへの応用)を紹介している。

 

 近年は、紫外光に限らず可視光での抗菌作用等も開発され、これを使用した光触媒製品について光触媒工業会ではその照度ガイドラインを設けている。

 

経済産業省では、平成24年度から未来開拓研究プロジェクトとして、この面からの新たな研究を開始している。

 

 また、2015年には、新エネルギー・産業技術総合開発機構と人工光合成化学プロセス技術研究組合が、可視光領域での人工光合成の水素製造で世界最高レベルのエネルギー変換効率2%を達成するまでになっている13。

 

 我が国における光触媒開発は、優れた学術研究成果を産学連携によって広範かつ多様な市場の創出へと導いたイノベーションである。

 

戦後日本のイノベーション100選

http://koueki.jiii.or.jp/innovation100/innovation_detail.php?eid=00093&age=present-day&page=keii

 

 

 

 

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